Be Cool／ビー・クール(BE COOL)
| （2005年 アメリカ）（上映時間２時間） 監督：F・ゲイリー・グレイ 出演：ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、ヴィンス・ヴォーン、セドリッ ク・ジ・エンタテイナー、スティーヴン・タイラー、クリスティーナ・ミリア ン、ハーヴェイ・カイテル、ザ・ロック、ジェームズ・ウッズ ＊ スバル座ほかにて全国公開 ホームページ http://www.foxjapan.com/movies/becool/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ＜ストーリー＞ 映画プロデューサーとして成功を収めたチリ・パーマー（ジョン・トラボル タ）は、友人のレコード会社経営者トミーから、リンダ（クリスティーナ・ミ リアン）という無名の女性シンガーを一緒に育てないかと誘われる。だが、ト ミーはロシアン・マフィアに射殺され、チリはトミーの未亡人イーディ（ユ マ・サーマン）とともに、リンダの売り出しにかかる。ところが、リンダを横 取りされたマネージャーや、ロシアン・マフィア、ラップ・プロデューサーな どが彼らの前に立ちはだかり……。 ＜レビュー＞ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 トラボルタ＆ユマ・サーマン、『パルプ・フィクション』のコンビが復活！ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 出てきただけで独特の雰囲気を醸し出すジョン・トラボルタ。そして、危険な 女、ユマ・サーマン。かつて『パルプ・フイクション』で共演した黄金コンビ の復活だッ！ ＼(＾▽＾)／ この映画、実は1995年のコメディ『ゲット・ショーティ』の続編。トラボルタ 演じる映画好きの取り立て屋チリ・パーマーが、ハリウッドで映画プロデュー サーに転身するまでを描いたのが前作。でもって、今回は、映画業界に嫌気が さしているチリが、ふとしたことから新人女性歌手の売り込みをすることにな るものの、悪徳マネージャーやロシアン・マフィアなどに邪魔をされる……と いうお話。 トラちゃん、やっぱりヤバイ雰囲気がプンプンですねぇ〜。しかも、タイトル 通りに、超クール！ どんな危ない場面でも微笑を浮かべ、まったく動揺を見 せません。 一方、ユマはなんといきなりビキニ姿で登場。しかも、上はナシ。え？ え？ え？ キャッ！！ (*^.^*) 腰にはエアロスミスのタトゥーを入れ、「昔、エアロのツアーで洗濯係をやっ てたの」とくらぁ！ こっちもかなりのやり手だわい。 もう、この２人のためにあるような映画です。音楽業界の裏事情というネタも、 かなりヤバイ感じで２人にはピッタリ。 ２人の情熱的なダンス・シーンも登場。それもバックはセルジオ・メンデス＆ ブラック・アイド・ピーズという豪華版。そして、ついにはラブ・シーンまで ……。 お楽しみはまだまだあります。 登場する連中がみんなヘンなヤツなのヨ。ハーヴェイ・カイテル扮するいつも 電話ばかりしている悪徳エージェント、ヴィンス・ヴォーン扮するせこいマ ネージャー、ザ・ロック扮する俳優志望のホモの用心棒、セドリック・ジ・エ ンタテイナー扮する一見インテリ風で実は乱暴者のラッパーなどなど。 こんなヘンな連中があれやこれやと大暴れして、最後までずっと笑わせてくれ るのです。 そして、ついにはホンモノのエアロスミスまで登場。新人女性歌手と共演した 熱〜いライブに加え、スティーヴン・タイラーはトラちゃん＆ユマと堂々渡り 合う演技まで披露。 音楽業界の小ネタも満載で、クスクス笑わせてくれるのでした。 というわけで、トラちゃん＆ユマの共演が観られただけでも、個人的にはかな り満足した映画。 (⌒-⌒) ただし、客観的に観てみると、本筋の音楽業界の裏の抗争劇が、イマイチ緊迫 感に欠けるのが残念。もちろんコメディーだから笑いに重点がいくのは当然だ し、ライブシーンをはじめとするお楽しみも盛りだくさんなので、そこまで手 が回らないのは仕方ないかも。 それでも、もう少しやるかやられるかの抗争劇に緊迫感があれば、全体にメリ ハリも効いてもっともっと楽しくなったと思うのです。 なので、見どころはストーリー展開よりも、トラちゃん＆ユマの共演と、個性 派の脇役陣による笑える演技でしょう。 音楽ネタもタップリだし、使われている音楽も良い曲ばかりなので、音楽好き ならなおさら楽しめそう。 《ぽちのオススメ度》 ★★★☆☆ （トラボルタ＆ユマの好きな人や音楽好きには特にオススメ。前作を観た人は もちろん、そうでない人もまずまず楽しめます。） ＜ぽち＞ 〔鑑賞データ〕 2005年９月３日（土）ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後12時の回。 |