真夜中の弥次さん喜多さん
| （2005年 日本）（上映時間２時間２分） 監督・脚本：宮藤官久郎 出演：長瀬智也、中村七之助、小池栄子、阿部サダヲ、柄本佑、森下愛子、岩 松了、板尾創路、竹内力、山口智充、清水ゆみ、ARATA、荒川良々、中村勘九郎、 生瀬勝久、寺島進、大森南朋、古田新太、松尾スズキ、毒蝮三太夫、妻夫木聡、 麻生久美子 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ＜ストーリー＞ 弥次郎平衛（長瀬智也）と喜多八（中村七之助）は恋人同士。だが、喜多さん はヤク中で「現実（リヤル）がわからねぇ……」と呟く。そんな時「リヤルは 当地にあり」という手紙を受け取った弥次さんは、喜多さんとともにリヤルを 探し求めるために、お伊勢参りに出かけることにするのだが……。 ＜レビュー＞ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 クドカン初監督作品。これって笑えるのか？？？？？ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 人気絶頂の脚本家・宮藤官久郎の監督デビュー作。原作は、しりあがり寿の人 気マンガ「真夜中の弥次さん喜多さん」。 弥次さん喜多さんはホモ関係で、喜多さんはヤク中。２人はお伊勢さんまでリ アル探しの旅に出かけた……。 時代も現実も超越して、ありとあらゆることをやり尽くして展開されるロード ムービー。どう考えたってキチンとしたドラマなんか期待できないから、そん なことはどうでもよい。こういう映画は笑えなければまったく意味ナシ。 なのに、なのに、まったく笑えないのはなぜなんでしょう。最初から最後まで ギャグの連発なのに、ほとんど笑えませんでした。これって、ボクの笑いのセ ンスがクドカンと違うからでしょうか？ だいたい暴走ってのは、本筋があって、そこからときどき暴走するからおもし ろいのであって、ずっと暴走しまくりじゃねぇ〜。 まあ破格のエネルギーは感じられましたけど。 それに、錚々たる役者陣が出演していて、特に中村勘九郎あたりがバカをやっ ているところは、それなりに楽しかったです。 チラッと登場する麻生久美子は相変わらずカワイイ。あと、小池栄子って、な かなか良い役者ですねぇ〜。それ以外は、ボクにとってはおもしろくも何とも ない映画でした。 《ぽちのオススメ度》 ★☆☆☆☆（＋1／2★） （どうせボクにゃ、クドカンの笑いなんてわかりゃせんですヨ。と開き直りた くなる映画 ＜ぽち＞ 〔鑑賞データ〕 2006年１月 ＤＶＤにて鑑賞。 |