ホワイト・クリスマス （WHITE CHRISTMAS）
(1954年 アメリカ)
監督：マイケル・カーティス
音楽：アーヴィング・バーリン、ジョセフ・Ｊ・リリー
出演：ビング・クロスビー、ダニー・ケイ、ローズマリー・クルーニー、ヴェ
ラ＝エレン
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＜ストーリー＞
戦争中の旧友で人気芸人コンビの二人が、あるホテルに出演していた姉妹芸人
に好意を持つ。ホテルの経営者がかつての部隊長で、経営困難に陥っていると
知った二人は、自分たちの興行で援助しようとするが、それを私利私欲からだ
と誤解した姉妹の姉は、二人のもとを去って行く……。
＜レビュー＞
クリスマスといったら、やっぱりこれでしょう。「I''m
dreaming of a white
Christmas」というあの名曲。ビング・クロスビーの甘〜い歌声を聞いてしまっ
たら、これはもうどう悪アガキしてもクリスマスシーズンなわけで……。
でも、残念ながらそんなにスゴイ映画じゃありません。たしかに、雪が舞い散
る中であの名曲が歌われる最後のシーンは感動的。ダンスシーンもなかなかの
もの。だけど、それだけ。まあ、最後のシーンを見るために、２時間近く頑張
ってみるというのならそれもいいでしょうが……。
だいたい例の名曲にしたところで、この作品で生まれたものではありません。
1942年に製作された『スイング・ホテル』（HOLIDAY
INN)という映画に登場し
、スタンダード・ナンバーになったもの。
「それなら、いっそ同じタイトルでリメイク版を作っちまえ！」ということで
、この映画ができたわけ。
この映画がなくても歴史に残る名曲なんだから、もうそれで十分ではないでし
ょうか。 ＜ぽち＞