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カポーティ（CAPOTE）
（2005年 アメリカ）（上映時間1時間54分）
監督：ベネット・ミラー
出演：フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリフト
ン・コリンズ・Ｊｒ、クリス・クーパー、ブルース・グリーンウッド、ボブ・
バラバン
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＜ストーリー＞
1959年11月15日、カンザス州の田舎町で一家４人惨殺事件が発生。事件を知っ
た作家カポーティ（フィリップ・シーモア・ホフマン）は、これを作品にしよ
うと思い、現地に取材へ向かう。やがて容疑者ペリーが逮捕されると、カポー
ティは彼に接近する。面会を重ねるうちにペリーの信頼を得ていくカポーティ
だったが……。
＜レビュー＞
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作家カポーティの伝記。フィリップ・シーモア・ホフマンの熱演は必見
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現実の殺人事件をテーマにした作家トルーマン・カポーティの傑作『冷血』の
完成までの道のりを描いた伝記ドラマ。
スランプ気味だった彼が、この作品で再び成功を目論む。一方、そんな思いを
知らない犯人は、彼を信用するようになる。この２人の屈折した関係がリアル
に描かれます。
この映画の最大の見どころは、主演のフィリップ・シーモア・ホフマンの成り
きりぶり。アカデミー主演男優賞が納得の熱演です。殺人犯を前にして、作家
的な興味と個人的な想いの狭間で揺れ、憔悴していく姿が印象的。同性愛とい
う要素も加わって、非常に複雑で屈折した感情が伝わります。
全編が抑制的に淡々と描かれていて、犯行のシーンや絞首刑の場面さえ静かで
す。まあ、その分、エンタメ的な盛り上がりはないので、カポーティという人
物に関心を持てないと、ついていけそうにもないのですが……。
いずれにしても、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技だけでも観る価値の
ある映画です。
《ぽちの満足度》
★★★☆☆
《ぽちのオススメ度》
★★★☆☆（＋1／2★）
＜ぽち＞
〔鑑賞データ〕
2007年6月 ＤＶＤにて鑑賞
[「か」のページ] |
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