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ダイ・ハード4.0（LIVE FREE OR DIE HARD）
（2007年 アメリカ）（上映時間２時間12分）
監督：レン・ワイズマン
出演：ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、マギー・Q、ティモシー・
オリファント、クリフ・カーティス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、
ケビン・スミス
＊日劇1ほかにて全国公開
ホームページ http://movies.foxjapan.com/diehard4/
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＜ストーリー＞
アメリカ独立記念日の前夜。ニューヨーク市警のジョン・マクレーン警部補
（ブルース・ウィリス）は、娘ルーシーに会うためニュージャージー州にいた。
ルーシーの冷たい対応に気落ちしていると、上司から、ハッカーのマット（ジ
ャスティン・ロング）をＦＢＩ本部まで連行するよう命じられる。嫌々出かけ
たマクレーンは、そこで何者かの襲撃に遭遇する。翌日、サイバーテロが発生
し、アメリカ東海岸の交通、通信、金融の各システムがマヒする。マクレーン
はマットとともにテロリストたちに立ち向かってゆくのだが……。
＜レビュー＞
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12年ぶりの帰還。超アナログおやじがアメリカを救う！！
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ご存知、ブルース・ウィリスの出世作『ダイ・ハード』シリーズが12年ぶりに
帰ってきました。
マクレーン刑事もいまやすっかりオッサン。離婚して娘に嫌われる情けな〜い
近況。しかし、そのオッサンが、いざ悪と対決するとムチャクチャにスゴイ人
になってしまうのです。
今回マクレーンが相手にするのは、時代の最先端を行くサイバー・テロリスト。
デジタル制御された全米のインフラ機能に襲いかかります。タイトルがただの
「4」ではなくて「4.0」なのはそのせいでしょう。
連中が命を狙うハッカーのマットを守りつつ、真っ向から体を張って対決する
マクレーン。いくら相手がハイテクでも、相変わらず体力勝負のアナログ一辺
倒で戦いを挑みます。車で聞くのは、懐かしいＣＣＲの曲。過去の遺物とバカ
にされても頑固一徹。
そんなハイテクＶＳアナログの好対照が痛快です。サイバーだろうが何だろう
が、結局のところワルはワル。だから、いつだってマクレーンの戦いは不変で
す。
次から次へと飛び出すアクション。当然ながら「そのなのアリかよ〜〜
〜？？」というシーンの連続。しかし、ここまで堂々とやられると、もはや感
覚がマヒしてしまい、違和感など感じようもありません。車でヘリコプターを
撃墜し、戦闘機を相手にトラックで大立ち回り……。「ホンマにようやるなぁ
〜」とあきれるのを通り越して感嘆さえしてしまいます。
それほど中身のあるドラマなど存在しませんが、ラストは娘を命がけで守るた
くましい父親像を見せつけて、親子の断絶を解消する予定調和。エンターティ
メントの王道を行く安定感がたまりませんねぇ〜。
監督は『アンダーワールド』シリーズのレン・ワイズマン。悪役を演じたのは、
ティモシー・オリファントとマギー・Ｑ。どちらもソコソコ良い味を出してい
ます。香港出身のマギー・Ｑはカンフー・アクションも披露。
マクレーンと行動をともにし、時には彼の強い味方となるハッカーのマットを
演じたジャスティン・ロングは、日本でも人気の出そうなルックスの若手で要
注目。
いつの時代でも、相手が誰でも、同じようにワルに立ち向かうマクレーン。ワ
ンパターンなんて言うなかれ。これぞ男の生きる道だッ！
ブルース・ウィリス本人もまだまだやる気らしいし、こうなったら、アナログ
勝負で行けるところまで行ってしまえ〜〜！！
《ぽちの満足度》
★★☆☆☆（＋1／2★）
《ぽちのオススメ度》
★★☆☆☆（＋1／2★）
（良くも悪くも昔のまま。ハラハラドキドキ何も考えずに楽しめるエンタメの
王道映画。過去の作品が好きな方はもちろん、観ていない方も一度体験してみ
ては？）
＜ぽち＞
〔鑑賞データ〕
2007年6月23日（土）ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後２時の回（先
行上映）。
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