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レジェンド・オブ・ゾロ（THE LEGEND OF ZORRO）
（2005年 アメリカ）（上映時間２時間６分）
監督：マーティン・キャンベル
出演：アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ、ルーファ
ス・シーウェル、ニック・チンランド、アドリアン・アロンソ
＊丸の内ピカデリー2ほかにて全国公開
ホームぺ―ジ http://www.zorro-movie.com/
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＜ストーリー＞
1850年。カリフォルニアではアメリカの31番目の州になるかどうかをめぐって、
住民投票が行われていた。だが、妨害をたくらむ悪漢が投票箱を強奪。それを
黒いマスクのヒーロー、ゾロ（アントニオ・バンデラス）が阻止する。ゾロこ
とアレハンドロ・デ・ラ・ベガは、自由のための戦いが実ったら「引退」する
と妻エレナ（キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ）に約束していたのだが……。
＜レビュー＞
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父ちゃんはツライよ。妻子とモメてもやるときゃやるヒーロー物語
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み〜んな知ってる怪傑ゾロ。悪をやっつけ「Ｚ」の印を残して立ち去る覆面の
ヒーローです。カッコいい〜！！ （＾−＾）／／""
オープニングからカッコいいです。愛馬トルネードにまたがって、選挙を妨害
しようとする悪者をビシバシとやっつけます。きっとこのままアクション全開
で突っ走るはず。
と思ったら、それが大違い。その後はゾロこと、本名アレハンドロ・デ・ラ・
ベガの家庭内のゴタゴタが中心に描かれます。
ゾロとしての活動に忙しく、家庭を顧みない夫に不満タラタラの妻エレナ。選
挙が無事に済んだら引退するという夫の約束を信じていたのに、「もう少し活
動しなけりゃ」の言葉に激怒。息子のホアキンも、なかなか家にいない父ちゃ
んに文句ブツブツ。彼は父ちゃんがゾロであることを知らないから、なおさら
不満がたまっています。
そんな２人にやりこめられて、フテくされ気味のゾロなのでした。ああ情けな
やぁ〜。 （ノ＿−。）
そして、事態はついに離婚騒動にまで発展。しかも、エレナときたら別の男に
なびいちゃって、アレレレレ。
それに嫉妬するゾロは泥酔して大醜態。おいおい、カッコ悪すぎぃ〜〜！！
でも、このかっこ悪さがなかなかいいのですヨ。いまどき純粋まっすぐなヒー
ローなんて、なかなか信じられないもの。仕事と家庭の狭間で悩む等身大の
ヒーローだからこそ。親近感を持ってしまうのです。同じような境遇のお父さ
ま方なんか、自分の境遇を思い出して同情してしまうのでは？
そんな生活の中から生まれるギャグもけっこう笑えてしまいます。
とはいえ、そこはやっぱりヒーロー。実は妻の新しい恋には裏があって、それ
も絡んで悪の陰謀が進行。その悪とゾロが対決する大アクション大会が後半を
盛り上げます。私生活が情けないだけに、悪党との対決が余計にカッコよく見
えてしまうのです。
愛馬トルネードにまだがって、走る列車を追いかけ、その列車の中でハラハラ
ドキドキのスリリングなアクションを展開。そこにはエレナやホアキンも加わ
って、ヒーロー一家の面目躍如。こんなに強い家族と仲良くしておくと、何か
のときに大いに役に立つこと間違いナシだぜぃ！ ＼（＾▽＾）／
後半30分はまさにノンストップの大アクション大会。ニトログリセリンが大き
なポイントを握る話なので、大爆発もアリ。
主演のアントニオ・バンデラスとキャサリン・ゼタ＝ジョーンズの貫禄の共演
も見応えタップリでした。
最初から最後までアクションのテンコ盛……というわけではありませんが、逆
に笑いが効果的なアクセントになっているメリハリある冒険活劇。エンタメ映
画としては十分合格ではないでしょうか。
《ぽちのオススメ度》
★★★☆☆
（キャストといい、脚本といい、演出といい、ソツなくまとめた娯楽映画。料
金分は楽しめます。）
＜ぽち＞
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