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ナイト＆デイ（KNIGHT AND DAY）
（2010年 アメリカ）（上映時間1時間49分）
監督：ジェームズ・マンゴールド
出演：トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ジ
ョルディ・モリャ、ビオラ・デイビス、ポール・ダノ、フォルク・ヘンシャル、
マーク・ブルカス、レニー・ロフティン、マギー・グレイス
＊TOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開
ホームページ http://movies.foxjapan.com/knightandday/
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＜ストーリー＞
カンザスからボストンへ帰ろうとしていたジューン（キャメロン・ディアス）
は、空港でロイ（トム・クルーズ）と名乗る男性とぶつかる。同じ飛行機にな
ったロイに胸をときめかせるジューンだが、彼女が化粧室に入った瞬間、ロイ
は機内に潜んでいた敵と乱闘を繰り広げ、パイロットも殺してしまう。席に戻
ってきたジューンにそのことを告げ、飛行機を不時着させるロイ。それ以来、
ジューンが危険な目に遭うたびにロイが現れる。彼の正体はなんとＣＩＡに追
いかけられるスパイだった。ジューンはロイとともにある試作品をめぐる攻防
戦に巻き込まれていくのだが……。
＜レビュー＞
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魅力はトムとキャメロンの絶妙のやりとりと迫力のアクション
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トム・クルーズとキャメロン・ディアスが、『バニラ・スカイ』以来、久々に
共演した映画です。
謎の男と知り合った女が、胸をときめかせるものの、男がＣＩＡに追われるス
パイだったからさあ大変。「永久電池」の試作品をめぐる争いに巻き込まれて
いく……というお話。
最大の魅力はなんといってもアクションです。トムとキャメロンがボストン、
ニューヨーク、南の島、オーストリア、スペインなど世界各地を飛び回り、ス
リリングで迫力満点のアクションを展開します。飛行機の中でのバトルから始
まって、カーアクション、銃撃戦、はては牛まで登場するハジケ方。
トムとキャメロンの軽妙なやりとりも魅力。やりすぎモード全開で暴れまわる
トムと、お調子者の夢見る女キャメロン。２人のキャラが絶妙で、息もピッタ
リ合っています。古きよきハリウッド映画を思わせるテンポのよいセリフが笑
いを誘います。
ストーリー自体は、よくある荒唐無稽なスパイもの。それでも、トムにバッタ
バッタと人を殺させて、「こいつ、本当は悪人なんじゃないの？」と思わせて
おいて、その正体を二転三転させるあたりは見事な展開。
何度かキャメロンを睡眠薬で眠らせて、そこで舞台を移動させるテクも面白い
ところ。当然ながら、そこにはラブロマンスも絡んで観客をまったく飽きさせ
ません。
監督は、ジェームズ・マンゴールド。精神療養施設を舞台にしたドラマ『１７
歳のカルテ』、音楽伝記映画『ウォーク・ザ・ライン／君につづく道』、西部
劇の『３時１０分、決断のとき』など、様々なジャンルの映画を手がけてきた
監督らしい職人芸が光ります。
ラストは、それまでのトムとキャメロンの立場を逆転させる気のきいた展開。
そこで、以前に登場させた水着ネタを再度登場させるのも、巧みなオチのつけ
方。
トムとキャメロンの絶妙のやりとりと、迫力のアクションを楽しむ映画です。
よけいなことを考えずに、お気楽に楽しんでください。
≪ぽちの満足度≫
★★★☆☆
≪ぽちのオススメ度≫
★★★☆☆
（エンターティメントとしてなかなか良くできた映画です。細かいことは考え
ずに楽しむのが正解。）
（田中ひろあき（ぽち））
2010年10月16日（土）ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時30分の回
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