天使と悪魔(ANGELS & DEMONS)


(2009年 アメリカ)(上映時間2時間18分)
監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー、ステラ
ン・スカルスガルド、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、ニコライ・
リー・コス、アーミン・ミューラー=スタール
*TOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開
ホームページ http://angel-demon.jp/
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<ストーリー>
ヴァチカンの新教皇選びが始まる中、最有力候補の枢機卿4人が誘拐され、犯
人は1時間ごとに殺害を予告する。さらに、犯人はヴァチカンを爆破するため
に、スイスの研究機関から恐るべき破壊力を秘めた"反物質"も盗み出していた。
ハーバード大学のロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は、ヴァチカ
ンから事件解決の依頼を受けるのだが……。

<レビュー>
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ナゾとき+アクションでソツなくまとめたエンタメ映画
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『ダ・ヴィンチ・コード』の続編です。今回は前回以上にラングドン教授が大
活躍。

ローマ教皇が死亡し、その後継を選ぶコンクラーベが始まる中で、反物質爆弾
が盗まれ、犯人が脅迫してきます。爆発までのタイムリミットが設定され、ハ
ラハラドキドキの展開へ。

さらに、4人の新教皇候補が誘拐され、1時間ごとに1人ずつ殺されていくとい
う展開。おかげでさらにハラハラ度がアップ。

教皇候補者たちの殺害場所と爆弾の置かれた場所を探して、ラングドンが先頭
に立って捜索劇を展開します。

秘密結社のイルミナティ、ガリレオの古文書など、あやしい舞台装置もバッチ
リ。数々の協会や礼拝堂などが登場するので、ヴァチカンの観光ガイドとして
の魅力も備えています。

今回はアクションもタップリ。トム・ハンクスが体を張ったアクションを披露
しています。だいぶスリムになった……のか?

ただし、あまりにも忙しいし、いろんな要素が次々に飛び出すので、油断して
いるとついていけなくなるところもアリ。個人的に『ダ・ヴィンチ・コード』
は原作を読んでから観ていたので問題なかったのですが、こっちは読んでいな
いので厳しかったです。

まあ、それでもソツなく話をまとめています。ラングドンと、彼とともに捜査
をする女性科学者との間で、中途半端なロマンスなど展開させないのもいいと
ころ。ナゾとき+アクションの面白さで最後まで引っ張ります。さすがロン・
ハワード監督です。

ビックリするような展開はありません。一度犯人が明らかになったと思ったら、
そのあとにどんでん返しが……というのも、想定内の展開です。しかし、クラ
イマックスはなかなかの盛り上がり。ただし、実際に反物質が爆弾になること
はないとか(それを言っちゃおしまいか)。

ま、とにかくよくまとまった楽しいエンタメ映画です。

《ぽちの満足度》
★★☆☆☆(+1/2★)

《ぽちのオススメ度》
★★★☆☆
(ソツなくまとまった普通に楽しめるエンタメ映画。ただし、原作を読んでか
ら観たほうがいいかも……。)
                             (田中ひろあき(ぽち))

〔鑑賞データ〕
2009年7月2日(木)池袋HUMAXシネマズにて。午前10時40分の回


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