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ＲＥＤ／レッド（RED）
（2010年 アメリカ）（上映時間1時間51分）
監督：ロベルト・シュヴェンケ
出演：ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、
ヘレン・ミレン、カール・アーバン、メアリー＝ルイーズ・パーカー、ブライ
アン・コックス、ジュリアン・マクマホン、リチャード・ドレイファス
＊丸の内ピカデリーほかにて全国公開
ホームページ http://www.movies.co.jp/red/
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＜ストーリー＞
引退して静かに暮らす元CIA工作員のフランク（ブルース・ウィリス）。ところ
が、ある日、武装集団が彼を襲撃。どうにかピンチを切り抜けると、かねてか
ら電話で親しく話していた役所の年金係の女性サラを連れ出し、真相を探り始
める。かつての上司のジョー（モーガン・フリーマン）、同僚のマーヴィン
（ジョン・マルコヴィッチ）、元英国諜報局MI6の名狙撃手ヴィクトリア（ヘレ
ン・ミレン）らの協力で、CIA本部に進入して真相に迫ったフランクだが……。
＜レビュー＞
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愉快！痛快！ベテラン俳優がハジケまくるアクション・コメディー
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アメコミの映画化。主人公は引退した元CIA工作員。静かな生活を送っていたの
に、突然武装集団に襲撃された彼は、どうにか危機を脱すると役所の年金係の
女性サラを連れ出して、事の真相を探っていきます。それに協力するのが、同
じく引退した元CIAや元MI6の面々。彼らの破天荒な活躍が始まります。
見どころは、なんといっても豪華俳優陣のハジケっぷりです。主人公を演じる
ブルース・ウィリスをはじめ、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッ
チ、ヘレン・ミレンという中年＆熟年世代の役者たちが、壮絶なアクションを
展開します。
この手の映画はお手のもののブルース・ウィリスはともかく、モーガン・フ
リーマンやジョン・マルコヴィッチ、さらにヘレン・ミレンまでがマシンガン
をぶっ放すなど大暴れ。観ているだけで愉快な気分になってきます。その中で
も、ふだんはあまりこういう役をやらないヘレン・ミレンの暴れっぷりが特に
目を引きます。
ユーモアもタップリです。特に、ジョン・マルコヴィッチのキャラが傑作。長
い間実験の被験者としてLSDを投与されていたとかで、かなりイッちゃった危な
い男で、すぐに人を殺したがります。そんな彼が、ピンクの豚のぬいぐるみを
抱いた姿には爆笑。でも、実はその中にはあんなものが……。
映像もテンポが良くて、けれん味にあふれています。全米各地を舞台にしてい
く展開も効果的。
いったい事件の裏には、どんな真実が隠されているのか？
その真相自体は、それほどたいしたものではありません。よくあるパターンで
す。クライマックスでのどんでん返しもほぼ予想通り。CIA本部への潜入など、
都合よすぎの展開もたくさんあります。
しかし、そんなことはまったく関係なし。ベテラン俳優たちのノリノリの活躍
に大拍手！それだけで十分に観る価値のある、あまりにも痛快すぎる映画です。
やってくれるぜ！オヤジたち。
≪ぽちの満足度≫
★★★☆☆（＋1／2★）
≪ぽちのオススメ度≫
★★★☆☆（＋1／2★）
（田中ひろあき（ぽち））
〔鑑賞データ〕
2011年1月29日（土）池袋東急にて。午後2時10分の回
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