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R100
（2013年 日本）（上映時間1時間40分）
監督・脚本・企画：松本人志
出演：大森南朋、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、
渡辺直美、前田吟、ＹＯＵ、西本晴紀、松本人志、松尾スズキ、渡部篤郎
＊丸の内ルーブルほかにて公開
ホームページ http://www.r-100.com/
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＜ストーリー＞
家具店に勤める片山貴文（大森南朋）。妻はずっと意識不明で入院していた。
ある日、貴文は、いつやって来るかわからないＳＭプレイを提供する秘密クラ
ブに入会する。以後、様々なタイプの女王様が貴文の日常生活の中に予告なく
現われ、彼にＳＭプレイを仕掛ける。だが、そのプレイは次第にエスカレート
して……。
＜レビュー＞
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豪華なＳＭの女王様が主人公を責める
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ダウンタウンの松本人志の監督第４作。最初はかなりの才能の持ち主といわれ
た松本監督ですが、この映画では見る影もありません。
妻が昏睡状態のサラリーマンが主人公。気の迷いから秘密のＳＭクラブに入会
してみたら、そこは店内ではなく日常生活の場面でＳＭプレイを仕掛ける店だ
った……。
というわけで、そこからは様々なＳＭの女王様が、主人公にＳＭプレイを仕掛
けます。ＳＭの女王様を演じるのは、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨
永愛、佐藤江梨子、渡辺直美など超豪華な顔ぶれ。だけど、それだけでは全然
笑えません。正直に言って、このネタのどこが面白いのか、私にはさっぱりわ
かりませんでした。
さすがに、間が持たないと思ったのか、主人公の家族のドラマなどを描くもの
の、あまりにも陳腐で中途半端。
後半は、プレイ中に女王様が死んで、主人公が組織に追われるというＢ級アク
ション風。しかし、同時期公開の園子温監督『地獄でなぜ悪い』ほどのケレン
はなし。何かのパロディにでもなっているならまだしも、これまたちっともつ
まりません。
ラストは意味不明、奇奇怪怪、悪趣味。なんじゃ？そりゃ。
あまりにもヒドイ映画なのを自分でも自覚したのか、「すべては100歳超の映画
監督が作った困った映画」という設定にして、関係者が困惑する様子を描いて
います。やれやれ。
吉本興業という大資本が製作して、ワーナーが配給するのに、この程度の映画
とは。誰か止めろよ！！！！
映画を撮りたくても撮れない、優秀な監督がたくさんいることを考えると、な
おさら腹が立ってくるのでした。
≪ぽちの満足度≫
★☆☆☆☆（＋1／2★）
（30点）
≪ぽちのオススメ度≫
★★☆☆☆
（田中ひろあき）
〔鑑賞データ〕
2013年10月30日（水）新宿バルト9にて。午後4時30分の回
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