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アイ・フランケンシュタイン（I, FRANKENSTEIN）
（2014年 アメリカ）（上映時間1時間32分）
監督・脚本：スチュアート・ビーティー
出演：アーロン・エッカート、ビル・ナイ、イヴォンヌ・ストラホフスキー、ミランダ・オットー、ソクラティス・オットー、ジェイ・コートニー、ケヴィン・グレイヴォー
＊新宿バルト9ほかにて全国公開3e?2oy:yd(qey
ホームページ http://ifranken.jp/
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＜ストーリー＞
かつて、ヴィクター・フランケンシュタイン博士によって創造された人造人間アダム・フランケンシュタイン（アーロン・エッカート）は、悪魔の襲撃に遭遇するが、神に遣わされた天使の化身ガーゴイルに助けられ、荒野をさまよい続ける。それから200年を経た現代、世界支配を目論む悪魔と、それを阻止せんとする天使との全面戦争が巻き起こり、ひそかに生き続けていたアダムは、両者の全面戦争に巻き込まれていく……。
＜レビュー＞
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イケメンのフランケンシュタインが現代で大暴れ
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あのフランケンシュタインが現代まで200年間生き続けていた！というお話。そのフランケンが悪魔軍ＶＳガーゴイル（天使）軍の戦いに巻き込まれて、大暴れするというアクション大作です。
1818年に出版されたメアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」のラストを踏まえたシーンが登場。生みの親であるフランケンシュタイン博士を墓地に埋葬したフランケンは、悪魔に襲われて、ガーゴイルの助けを借りて彼らを撃退します。それから200年後の現代。悪魔に居場所を突き止められるもののそれを撃退。そこからド派手なバトルが展開していきます。
この映画の最大の特徴は、フランケンシュタインが今までのイメージのツギハギだらけのブ男ではなくイケメン（一応顔に傷はありますが）、しかも全身ムキムキのマッチョ男であるところ。「そんなのフランケンじゃな〜い！」という声もあがりそうですが、それはそれ。何せ演じているのがアーロン・エッカートですからね。
そんなイケメンのフランケンが全編で大暴れします。キレキレのアクション。ユニークな武器を使うなど、アメコミ的な要素も取り入れています（原作はアメコミらしいです）。それに加えて悪魔やガーゴイルも縦横無尽に暴れまくるという、いかにもハリウッドアクション大作らしい映画です。
ただし、全体のトーンはかなりダーク。ＣＧを駆使して描かれる街の様子など、同じアーロン・エッカートが出演していた『ダークナイト』と共通する雰囲気が感じられます。
アーロン・エッカートの敵役として悪魔軍団の総帥をビル・ナイが演じているのも見もの。この人、本当は演技派だけど、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のタコ船長とか、アクショものの出演が多いですね。そういうのが好きなのかしら。
クライマックスはその両者による迫力のバトル。これまたド派手な戦いです。
というわけで、ユニークな設定だし、アクションは迫力があるしで、なかなか見応えがあります。アクション・エンタメ映画としてはまずまずの作品。
ただし、全編アクションの連続で、フランケンの人間ドラマが薄味なのか残念。もうちょっと、彼のアイデンティティとか、そういうものに関する苦悩を見せても良かったのでは？
≪ぽちの満足度≫
★★★☆☆
（81点）
≪ぽちのオススメ度≫
★★★☆☆
（田中ひろあき）
〔鑑賞データ〕
2014年7月25日（金）マスコミ試写（テアトル京橋にて）
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