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キック・アス／ジャスティス・フォーエバー（KICK-ASS 2）
（2013年 アメリカ・イギリス）（上映時間1時間43分）
監督・脚本：ジェフ・ワドロウ
出演：アーロン・テイラー＝ジョンソン、クリストファー・ミンツ＝プラッセ、
クロエ・グレース・モレッツ、ジム・キャリー、モリス・チェスナット、ク
ローディア・リー、クラーク・デューク、オーガスタス・プリュー
＊TOHOシネマズ有楽座ほかにて全国公開
ホームページ http://kick-ass-movie.jp/
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＜ストーリー＞
"キック・アス"と"ヒット・ガール"というヒーローの姿を捨てて、普通の学園
生活を送っていたデイヴ（アーロン・テイラー＝ジョンソン）とミンディ（ク
ロエ・グレース・モレッツ）。しかし、物足りなさを感じたデイヴは、スー
パーヒーロー軍団"ジャスティス・フォーエバー"を作り、世界の平和を守るこ
とを決意する。一方、前回の戦いで父を失い、父の親友マーカスに引き取られ
たミンディは、普通の高校生として生きようとする。そんな中、キック・アス
に父を殺され復讐に燃えるレッド・ミストは、マザー・ファッカーと名を改め
て悪党軍団を組織し、悪行を重ねていくのだが……。
＜ストーリー＞
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過激でお下劣な異色のヒーロー映画の続編
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ダメダメ高校生が正義を守るヒーローを目指し、父によって殺人マシーンとな
った少女「ヒット・ガール」の助けを借りて活躍する……という前作が予想外
の大ヒットになった、アメコミ原作の映画の続編です。前作を観ていないと面
白さは半減するのでご注意を。
今回はヒット・ガールも成長して高校生に。普通の高校生活を送っていた２人
ですが、男のほうのデイヴ（＝キック・アス）は再びヒーロー軍団を結成して、
正義のために立ち上がります。一方、女の子のミンディ（＝ヒット・ガール）
は死んだ父との約束を果たすために、普通の女の子になろうとします。そんな
中、前作で父を殺された男が復讐のため「マザー・ファッカー（って、なんて
お下品な名前！）と名乗って、キック・アスたちに迫ります。
前作のヒットの要因は過激なバイオレンス＆お下品でマニアックな笑い。それ
をカワイすぎる女の子のクロエ・グレース・モレッツが演じるギャップが、何
ともたまりませんでした。
今回もその基本線は同じ。バイオレンスは過激だし、下ネタやお下劣な笑いも
満載。美少女達が盛大にゲロを吐くシーンなど、Ｂ級映画テイストのシーンが
たくさん登場します。
とはいえ、前作に比べればやや抑え目な感じです。その分、今回はアクション
がスケールアップ。クライマックスの壮絶なバトルシーンなど、とにかく迫力
満点です。
また、それにプラスしてヒット・ガールことミンディの青春ドラマも盛り込ま
れています。思春期を迎えて、ヒット・ガールと普通の女の子の狭間で葛藤し、
やがて自分の道を切り開いていきます。
というわけで、前作に比べてアクはなくなったもののエンタメ性がアップして、
誰でも楽しめる映画になったのではないでしょうか。
まあ、何よりもこの映画は完全にクロエ・グレース・モレッツの映画ですね。
前作でもアーロン・テイラー＝ジョンソン演じるキック・アスより完全に目立
っていましたが、今回はさらに存在感を増しています。当然ながら、前作の少
女のかわいさは減少していますが、それに代わって不思議な色気が前面に。童
顔とけっこうボリューム感のあるボディのアンバランスさが魅力です。
劇中で、最初のすっぴんから途中で化粧させたりしているのは、そんな彼女の
魅力を引き立たせるためでは？体を張ったアクションも健在です。なので、彼
女のファンは大満足のはず。
ちなみに、エンドロールの後にもワンシーンがあります。もしかしたら、この
シーンが最も前作の雰囲気に近いかも。普通のエンタメ映画なら、あんなシー
ンは出さないですもんね。
≪ぽちの満足度≫
★★★☆☆（＋1／2★）
（88点）
≪ぽちの満足度≫
★★★☆☆
（田中ひろあき）
〔鑑賞データ〕
2014年2月22日（土）池袋HUMAXシネマズにて。午後3時5分の回
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