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ラストミッション（3 DAYS TO KILL）
（2014年 アメリカ）（上映時間1時間57分）
監督：マックＧ
出演：ケヴィン・コスナー、アンバー・ハード、ヘイリー・スタインフェルド、
コニー・ニールセン、リヒャルト・サメル、トーマス・レマルキス、マルク・
アンドレオーニ、ブルーノ・リッチ
＊新宿バルト９ほかにて全国公開
ホームページ http://lastmission.jp/
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＜ストーリー＞
ベテランCIAエージェントのイーサン（ケヴィン・コスナー）は、ある日、余命
数ヵ月と宣告されてしまう。そこで危険な仕事から足を洗い、残された時間を
別れた家族と過ごしたいと思い、パリへ向かう。ところが、思春期の娘ゾーイ
（ヘイリー・スタインフェルド）との溝は深まるばかり。そんな時、女エージ
ェントのヴィヴィ（アンバー・ハード）が延命を可能にする試験薬を提供する
ことと引き換えに、現役最後の仕事として超大物テロリストを抹殺する仕事を
依頼される……。
＜レビュー＞
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余命わずかなCIA職員の最後の仕事と娘との絆
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さすがにケヴィン・コスナーも、もうアクションものの主人公は無理だと思っ
たら、何の何の新作登場です。
彼が演じるのは、CIAの凄腕エージェントのイーサン。鮮やかな手腕で敵を抹殺
します。しかし、やっぱり年は隠せません。余命数カ月と宣告されたイーサン
は、引退を決意し、別れていた妻子と最後の時を過ごそうとパリに戻ってきま
す。ところが、女エージェントから、「余命を伸ばす試験薬を提供する代わり
に、大物テロリストを抹殺してくれ」と依頼されてしまうのでした。
というわけで、ケヴィン・コスナーの年齢を逆手に取り、余命数カ月という設
定にしたのがこの映画のミソ。彼がテロリストを追い詰めて抹殺しようとする
サスペンスと、娘との関係が同時並行で描かれます。
何しろずっと疎遠で、余命のことは伏せているだけに、娘との関係はギクシャ
クしています。娘は難しい年頃だけになおさらです。それでも、少しずつ絆を
取り戻していく２人。
当然ながらアクションもたっぷりです。イーサンの父親としてのダメおやじぶ
りと、エージェントとしての凄腕の対比が面白いところ。クライマックスのド
派手なパーティーでの銃撃戦など、見せ場には事欠きません。娘との世代間ぎ
ゃっふーなどをネタに、あちこちにユーモアも交えています。
リュック・ベッソンが原案・脚本を手がけ、『チャーリーズ・エンジェル』
『ターミネーター4』のマックＧが監督とあって、エンタメ映画としてのツボを
きちんと押さえた映画です。
都合のよすぎる展開など、ツッコミどころもありますが、そういうのは気にし
ないで気楽に観れば、けっこう楽しめると思います。何より、ケヴィン・コス
ナーがまだバリバリに頑張っているのがうれしいですね。
≪ぽちの満足度≫
★★★☆☆
（85点）
≪ぽちのオススメ度≫
★★★☆☆
2014年7月6日（日）池袋HUMAXシネマズにて。午後3時5分の回
（田中ひろあき）
〔鑑賞データ〕
2014年3月1日（土）ヒューマントラストシネマ有楽町にて。午後1時25分
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