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パークランド ケネディ暗殺、真実の４日間（PARKLAND）
（2013年 アメリカ）（上映時間1時間33分）
監督・脚本：ピーター・ランデズマン
出演：ザック・エフロン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ビリー・ボブ・ソーン
トン、ジャッキー・ウィーバー、ポール・ジアマッティ
＊新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開
ホームページ http://parkland-movie.jp/
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＜ストーリー＞
1963年11月22日、アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・Ｆ・ケネディが、ジャ
クリーン夫人とともにダラスを訪問する。まもなくパレードが始まり、8mmカメ
ラ愛好家のザプルーダーが、撮影を開始する。大統領を乗せたリムジンが現れ
た直後、3発の銃声が鳴り響き、大統領が狙撃される。やがて、市内のパークラ
ンド病院に瀕死の大統領が運び込まれるのだが……。
＜レビュー＞
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ケネディ暗殺をめぐる様々な人々の群像劇
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1963年に起きたケネディ大統領暗殺事件が起きた4日間を描いた映画です。この
事件を扱った映画は、今までにいくつも登場していますが、謎の多い事件だけ
に、その多くは真相追求を核にしたもの。しかし、この映画はまったく違いま
す。真犯人探しはしないで、何が起きたかをドキュメンタリータッチで描いて
います。
しかも、取り上げられているのは、今まであまり描かれて来なかった人たち。
ケネディ大統領が運び込まれた病院の医師や看護師（彼らは容疑者とされ銃撃
されたオズワルドの治療も担当）、有名なザプルーダー・フィルムという8mm映
像を撮影した人物、容疑者オズワルドの家族、FBI、シークレットサービス、地
元警察など、個々の人物に寄って、彼らの視点で事件を描いています。
監督・脚本はジャーナリスト出身のピーター・ランデズマンということで、相
当に取材を重ねたらしく、説得力は十分。臨場感あふれる映像の力もあって、
リアリティがたっぷりです。
暴露的な内容はありませんが、それでもケネディの遺体をめぐって、シークレ
ットサービスと地元警察が対立したり、FBIが自己保身のために証拠を隠滅した
りする、興味深い部分もあります。
ケネディの葬儀とオズワルドの埋葬、FBIの証拠隠滅をリンクさせたラストも印
象的。
ザック・エフロン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ビリー・ボブ・ソーントン、
ジャッキー・ウィーバー、ポール・ジアマッティといった個性派役者が出演し
ているのも見もの。群像劇なので、それぞれの見せ場はそんなにありませんが、
なかなか良い味を出しています。
まあ驚くような内容ではないし、ドラマ的にもそんなに深くはありませんが、
けっこう面白く観ることができました。何よりも、アメリカ人にとって、この
事件がいかに大きなものだったかがわかりますね。
≪ぽちの満足度≫
★★★☆☆
（83点）
≪ぽちのオススメ度≫
★★★☆☆
（田中ひろあき）
2014年7月1日（火）新宿武蔵野館にて。午後2時45分の回
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